オルソケラトロジー

オルソケラトロジーとはオルソーKレンズを夜間就寝時に装用して角膜形状を変化させ
近視を一時的に改善、あるいは消失させる近視治療(矯正)法です。

オルソーKレンズとはオルソケラトロジー理論により制作された治療用のレンズです。

◆ オルソケラトロジーはアメリカ生まれ
 オルソケラトロジーは古くて新しい近視治療法です。ハードコンタクトレンズが使われ始めて間もない1962年にアメリカで生まれました。ハードコンタクトレンズが使われるようになってから、コンタクトレンズを角膜に乗せると角膜の形が変化することがヒントになって研究が始まりました。オルソケラトロジーはこのハードコンタクトレンズの効果を使って計画的に近視の角膜(ケラト)を正視(オルソ)にする治療法です。
 しかし現象や理論は分かっても当時の関連領域の知識・技術では実施に問題があり長く低迷していましたが今世紀に入り安全な高酸素透過性素材の開発、オルソケラトロジー理論の進歩、コンピューターの進歩および精密なレンズ加工技術の進歩により急激に発展し安全で有効な近視治療法となってきました。

◆ 近視治療法の選択
 近視の視力矯正法としてメガネ、コンタクトレンズ、手術(レーシック等)に新しくオルソケラトロジーが加わりました。それぞれ一長一短がありますから目の状態やライフスタイルに合わせて自分に一番良い方法を単独や組み合わせたりして選択することができます。

◆ メリット
 オルソケラトロジーのメリットは昼間、メガネやコンタクトレンズを 装用しないで過ごせることです。メガネやコンタクトレンズを日中使用することの不便やトラブルがありません。たとえば持ち運んでなくしたり落としたりすることもゴミが入って痛いこともありません。
 また手術による合併症の心配もありません。

◆ オルソケラトロジーのできる人
 オルソケラトロジーができるのは主として10歳から45歳までの軽度から中等度までの近視の方ですが、特に10代、20代の若い方やスポーツをする方にメリットがあります。

◆ 治療効果
 オルソ-Kレンズによる近視治療効果は多くの施設の成績でも治療開始2週間後で90%位の方が1.0の視力を得ています。このような日中の有効裸眼視力を15時間位維持できます。